愛着障害歴40年以上
不登校のお母さん歴10年
心理カウンセラーの亜希子です
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不登校だと不幸でしょうか?
突然ですが、「不登校」に対するイメージはどのようなものがあるでしょうか??
学校になじめない子がなるもの
親や家庭内の問題が原因では??
不良や怠け者
学業に遅れが出る
社会的に孤立する
こんな感じでポジティブなイメージはないと思います。
では「不登校であること」がお母さんやお子さんが不幸にするでしょうか?
「学校へ行かないこと」で人生は終わってしまうのでしょうか?
そんなことはありません。
不登校経験があっても社会で活躍している方は大勢います。
家庭で勉強して進学した方もたくさんいます。
なぜ不登校に苦しむのでしょう?
それは、自分自身の「思考の癖」が悩みを生み出しているからです。
「もし子どもが学校に行っていれば、私は楽になれたのに!」
「学校に行ければ、問題は解決するのに!」
そう考えることで、自分が安心できない事の理由付けをしているのです。
悩みを生み出す思考の癖を変えることが、不登校克服へのカギとなります。
「なぜ学校に行かない・行けないことに不安を感じるのか?」
学校に行くことが当然だから?
お母さん自身も行きたくなかったけど、無理して行ってきたから?
心の奥には様々な感情が渦巻いているでしょう。
特に思春期になると、感情も複雑になり、子どもの言動にイライラすることもあるかもしれません。
しかし、同じ出来事でも、人によって受け止め方は異なります。
例えば、「学校に行く」と約束したのに、行かなかった場合…
ある人は、「なんでまた約束を破るの!」
「また怠け癖が出たか!」と思うかもしれません。
不安とイライラの悪循環です。
別の人は「そんなこともあるよね」と軽く流せるかもしれません。
これらの反応の違いも思考の癖によるものです。
隠れている感情を探ることで変わっていく
子どもに対してイライラしてしまったら…
「本当にそうなのかな?」や「本当はどう感じているのかな?」と一呼吸置いて、自分の内側に聞いてみましょう。
怒りやイライラの感情には「不安」や「焦り」などの本来感情が隠れています。
その本来の感情に気づいて受け止めてあげることで思考の癖は変化していきます。
不登校を乗り越える第一歩は、まず思考の癖を変えることです。
目の前の事実に対して、自分がどう感じるか、どう捉えるか
今まで無視してきた感情に目を向けてあげてみてください。