【不登校】進級、進学時のお子さんへの接し方

愛着障害歴40年以上
不登校のお母さん歴10年

心理カウンセラーの亜希子です
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4月が始まり多くのお子さんが入学式や新年度を迎えたことでしょう。
不登校のお子さんを持つ親としては子どもたちの様子に一喜一憂してしまうこともあるかもしれません。
新学期や進級、進学は新たなスタートを切る素晴らしい機会ですが、
同時に不安を感じるお子さんも多いものです。
学校へ行けなくなるお子さんは感受性が豊かなのでなおさらです。
この記事では、そのようなお子さんが不安を克服し、
お母さんがお子さんの新学期をサポートするための方法についてお話します。

感情のバランスを保つ

お子さんの新しいステップを見守る親として、一喜一憂する気持ちは自然なものです。
しかし、感情のコントロールを失いすぎるとお子さんにプレッシャーや不安を与えることにもなりかねません。
お母さんが感情のバランスを保ちつつ、お子さんを静かに支えて欲しいのです。
これは、お子さんに全て合わせるといった事ではなく
寧ろ逆でお母さんが自分のことに集中することを意味します。
お子さんの顔色を窺いすぎることでお母さん自身にブレが生じてしまうことを避けて欲しいのです。
お子さんはお母さんの僅かな心の動きを敏感に感じ取ってしまうので
学校へ行けたことへの期待や行けなかった時の落胆がプレッシャーとなります。
新たなスタートとはいえ、淡々と接してあげることが大切です。

安心できる空間を与える

新しい学校やクラス、友達との関係に対する不安や緊張は、お子さんにとって大きな負担となります。
お母さんとしては、お子さんの学校での様子が気になり、ついつい
いつも以上に言葉かけをしたり会話を促しがちですが、
お子さんのペースに合わせてゆったりした気持ちで見守ることが大切になります。
子どもが自分の気持ちを自分から話すのを待つことが大切です。

また新学期のストレスや緊張を和らげるために、家庭でのリラックスの時間を大切にしましょう。家では安全で安心できると分かると
ストレスを解消でき学校へ前向きになれることも多いです。

不登校克服のためにできることは
親が焦らずお子さんを信じて待つことです。
新しい学年や進学に伴い復学できることを期待してしまう気持ちはとても良く分かりますが
淡々とお子さんに接することが重要になります。